2024年9月24日現在、豪ドル対米ドルに関するテクニカル分析をお届けします。 

要点 

• 豪中銀政策金利決定 

オーストラリア準備銀行（RBA、中央銀行）は9月24日、最新の政策金利決定を発表する。米連邦準備制度理事会（FRB）とは異なり、現在のオーストラリアの労働市場は堅調で、コアインフレ率も高水準を維持しているため、RBAは依然として利上げの可能性を残している。また、利上げが実施されなくても、市場はRBAが再びタカ派的な発言を行うかどうかを懸念しており、その場合、豪ドル対米ドルで200週移動平均線の水準を突破する可能性がある。 

• オーストラリアの経済指標 

政策金利会合後の翌日、RBAは新たな経済指標を発表する。市場では、8月の消費者物価指数（CPI）が0.2％低下すると予想されている。9月の消費者物価指数の前年比は、7月の3.5％から2.7％に低下する可能性がある。その場合、インフレ率はRBAの目標範囲である2％から3％に近づくことになる。 

テクニカル分析 

日足チャート分析 

（豪ドル/米ドル日足チャート。　出所：Ultima Markets MT4） 

• ストキャスティクス 

ストキャスティクスは買われすぎのゾーンに入ろうとしており、まだ強気トレンドにあることを示唆している。現在の為替レートが前回の高値を突破したことは注目に値するが、指標はまだ前回の高値を下回っており、ダイバージェンスパターンの存在を警戒する必要がある。 

• オルタナティブトレンドライン 

為替レートは現在、オルタナティブトレンドラインに引き続きタッチしており、さらに、この価格帯は200週移動平均線付近でもある。このような強いレジスタンスでは、為替レートの弱気相場の出現に注意が必要。 

1時間足チャート 

（豪ドル/米ドル1時間足チャート。　出所：Ultima Markets MT4） 

• MACD 

ヒストグラムは再び減速して弱気のシグナルが点灯し、一方、為替レートは最高値を更新して指標とはベアリッシュ・ダイバージェンスパターンを形成している。投資家は、日中に為替レートが調整局面に入ることを警戒する必要がある。 

• 移動平均線のサポート 

移動平均線グループは現在上昇局面にあるが、赤い33日線は平坦化の兆しを見せている。当面、為替レートは強気と弱気の境目に立っている。豪ドル対ドル相場が移動平均線を一旦踏み戻した後、昨日の高値を突破すれば、引き続き上昇する確率が高まる。逆に、現在の反発トレンドが昨日の高値レジスタンス突破に効果的でない場合、日中の売り圧力が強まり、移動平均線が為替レートを効果的にサポートできない可能性がある。 

トレーディングセントラル　PIVOTインジケーター 

（豪ドル/米ドル30分足チャート。　出所：Ultima Markets APP） 

• Ultima Markets APPにあるPIVOT指標によると、当日の中心価格は0.6828。 

• 0.6828を上回ると上昇トレンド、最初の目標値は0.6855、次の目標値は0.6870。 

• 0.6828を下回ると下降トレンド、最初の目標値は0.6800、次の目標値は0.6780。 

免責事項 

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