2024年9月20日現在、英ポンド対米ドルに関するテクニカル分析をお届けします。 

要点 

• 英中銀、政策金利を据え置き 

イングランド銀行（BOE）は19日、金融政策委員会で8対1の賛成多数で8対1で政策金利を5.00％に据え置き、今後12ヶ月間に保有する国債を昨年と同じ1,000億ポンド削減することを決定した。今回の投票は、予想を下回るインフレ率と英国経済の回復の遅れに関する最近のデータからは、消費者物価への脅威が十分に抑制されたと当局者が確信するには至っていないことを示した。 

• 英国のサービスインフレは依然高水準 

英国のインフレは今年に入り徐々に鈍化しているが、英国のサービスインフレは依然として高水準で、BOEの金融政策委員会の重要な懸念事項のひとつとなっている。金利先物価格は、BOEが年内に42bpの利下げを実施することを示しており、市場ではBOEが11月に利下げを実施する確率を66％としている。 

テクニカル分析 

日足チャート分析 

（英ポンド/米ドル日足チャート。　出所：Ultima Markets MT4） 

• MACD 

ヒストグラムの高さは徐々に大きくなり、ゼロラインを上回る指標は強気のシグナルが点灯しようとしているが、指標と為替レートの推移がブリッシュ・ダイバージェンスパターンを形成することに警戒する必要がある。 

• プライスアクション 

為替レートは18日、ピンバーが形成され、昨日のボラティリティは約160ポイントに達したが、まだ前日のピンバーの高値を上抜けていない。現在、まだはらみ線パターンにあり、今日の為替レートがピンバーの高値を突破できれば、買いでエントリーのチャンスに注目する価値があり、逆に、為替レートがいつ下降に転じてもおかしくない状況である。 

1時間足チャート 

（英ポンド/米ドル1時間足チャート。　出所：Ultima Markets MT4） 

• ストキャスティクス 

ストキャスティクスは、50の中央値まで調整されておらず、上昇に転じて強気のシグナルが点灯している。これは、現在の強気と弱気の勢力が不透明であることを意味し、安易にロングやショートを行うことはできず、重要な価格水準の動向に注意を払う必要がある。 

• 重要な価格水準 

移動平均線グループは上昇局面にあり、開口も徐々に拡大しており、本日はまず強気相場の動きに注目する必要がある。1.32982は前回の重要なレジスタンス価格水準であり、為替レートは同価格水準を有効に突破していない前、安易にロングをすることはできない。 

トレーディングセントラル　PIVOTインジケーター 

（英ポンド/米ドル30分足チャート。　出所：Ultima Markets APP） 

• Ultima Markets APPにあるPIVOT指標によると、当日の中心価格は1.3240。 

• 1.3240を上回ると上昇トレンド、最初の目標値は1.3310、次の目標値は1.3340。 

• 1.3240を下回ると下降トレンド、最初の目標値は1.3215次の目標値は1.3190。 

免責事項 

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