2024年6月25日現在、英ポンド対米ドルに関するテクニカル分析をお届けします。 

要点 

• 英中銀は政策金利を据え置き 

イングランド銀行（BOE）は金融政策委員会で7対2の賛成多数で、政策金利を7会合連続で16年ぶりの高水準となる5.25％に据え置き、市場の予想通りと一致した。BOEは、利下げを見送ったのは「非常にバランスの取れた」判断であり、長い期間にわたって、十分制限的であり続ける必要があると述べた。 

• 英中銀の議事要旨 

MPCの議事要旨によると、数人の委員は、最近のデータは「経済が向かっているインフレ鈍化の軌道を大きく変えるものではない」と判断し、利下げに踏み切れるとの確信が高まっていることを示唆した。また、国内サービス業の価格圧力がもたらすリスクを指摘する委員もいた。 

• 市場の予想 

政策金利の決定が発表された後、投資家はイングランド銀行の利下げへの観測を高め、8月に最初の利下げが実施され、年内に合計2回の利下げが実施されるとの見方が強まった。 

テクニカル分析 

日足チャート分析 

（英ポンド/米ドル日足チャート。情報源：Ultima Markets MT4） 

• ストキャスティクス 

指標はボトム圏に入って、強気のシグナルが点灯しようとしており、為替レートが短期的に反発する可能性があることを示唆している。しかし、DIFラインがMACDラインを上抜けしていないため、買いでエントリーのチャンスを期待する投資家は辛抱強く待つ必要がある。 

• 上からの抵抗 

昨日の為替レートの上昇は、直前のダブルトップパターンのネックライン周辺と黒い33日線付近にタッチしている。この抵抗帯は、為替レートをさらに上昇する抵抗の圧力となっており、もし為替レートがこの抵抗帯を突破した場合、ポンド下落の調整は終了するか、より長い調整局面に入る可能性がある。 

4時間足チャート 

（英ポンド/米ドル4時間足チャート。情報源：Ultima Markets MT4） 

• ストキャスティクス 

指標はまだ過熱圏には入っていないが、為替レートは重要なレジスタンス水準にタッチしており、相場は抵抗帯で調整される可能性があり、指標は徐々に過熱圏に近づいていく。 

• 移動平均線からの抵抗 

為替レートの上には、3本の移動平均線を組み合わせた抵抗帯がある。注目ポイントは、この前、為替レートが黒い33日線と赤い65日線を下回った後、反発してこの2本の短期移動平均線を踏み返し、その後、破線の200日線を下回り続けていることである。現在、再び反発しているが、それでも効果的に突破できない場合、為替レートはさらに下落するだろう。 

トレーディングセントラル　PIVOTインジケーター 

（英ポンド/米ドル30分足チャート。情報源：Ultima Markets APP） 

• Ultima Markets APPにあるPIVOT指標によると、当日の中心価格は1.2673。 

• 1.2673を上回ると上昇トレンド、最初の目標値は1.2714、次の目標値は1.2726。 

• 1.2673を下回ると下降トレンド、最初の目標値は1.2654、次の目標値は1.2642。 

免責事項 

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