2024年9月19日現在、米ドル対日本円に関するテクニカル分析をお届けします。 

要点 

• 予防的利下げ 

18日、米連邦準備制度理事会（FRB）は政策金利を0.5ポイント引き下げた。パウエルFRB議長は、今回の利下げを今後の標準になるとは考えていなく、今後の決定はデータに左右されると述べた。今後、積極的な利下げが行われないことは、米ドルに対する弱気心理がほぼ解消されたことを示唆しており、市場の中でショートカバーが行われている。 

• ドルはとっくに織り込み済みかもしれない 

FRBが0.5ポイントを新たな利下げ幅の基準としないという前提に立てば、金融市場もソフトランディングを前提とした利下げ期待の価格設定を再調整しなければならなくなる。要するに、過去3ヵ月間、金融市場はFRBの利下げ幅の可能性を完全に織り込んでいた可能性があり、米国債のイールドカーブは再び逆になり、経済成長の可能性からドルは再び上昇傾向を維持すると予想される。 

テクニカル分析 

日足チャート分析 

（米ドル/日本円日足チャート。　出所：Ultima Markets MT4） 

• MACD 

指標はゼロラインの下で強気のシグナルを発し、為替レートとはポジティブダイバージェンスパターンを形成している。また、2日連続のヒストグラムの縮小は、現在の強気相場が強いことを意味し、投資家は買いでエントリーのチャンスが注目に値する。 

• プライスアクション 

ドル円相場は16日から反発の兆しを見せており、17日のローソク足はモーニングスターの強気パターンを形成している。昨日のピンバーは、下に強いサポートがあることを確認するものであり、ドル円は少なくとも本日、買いでエントリーのチャンスが注目に値する。 

1時間足チャート 

（米ドル/日本円1時間足チャート。　出所：Ultima Markets MT4） 

• ヘッドアンドショルダーズトップ 

ドル円は昨日、ヘッドアンドショルダーズトップパターンを形成し、昨日はFRBの利下げ決定により大きな変動があったにもかかわらず、最終的な下降終値はショルダーズトップのネックラインを上回り、調整が終わったことを示唆している。 

• 移動平均線によるサポート 

短期移動平均線グループは緑の200日線を上抜けしており、その前に、ドル円相場は移動平均線グループまでに後戻りして、アジア取引セクションでは前回高値をブレイクアウトしており、理論的には上昇トレンドが維持されることになる。ただし、現在の上値目標が ヘッドアンドショルダーズトップ理論の2倍の高さに達しており、これから上下に動く調整局面に入る可能性への警戒が必要である。 

トレーディングセントラル　PIVOTインジケーター 

（米ドル/日本円30分足チャート。　出所：Ultima Markets APP） 

• Ultima Markets APPにあるPIVOT指標によると、当日の中心価格は141.80。 

• 141.80を上回ると上昇トレンド、最初の目標値は143.00、次の目標値は143.70。 

• 141.80を下回ると下降トレンド、最初の目標値は141.20、次の目標値は140.50。 

免責事項 

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