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13日に米労働省が発表した7月の生産者物価指数(PPI)は、市場予想を下回り、前月比0.1%の上昇(予想は0.2%)となり、ドル安につながった。ドル指数は0.51%低下し、他の主要通貨と比較して102.6で引けた。物価上昇は安価なサービスによって相殺され、インフレが引き続き緩やかであることを示唆した。このため、弱めのPPIデータを受けて国債は上昇し、利回りは低下した。
(米ドル指数日足チャート)
7月のPPIは前月比0.1%増、コアPPI(食品・エネルギー除く)は横ばいと、あまりポジティブな数字ではないかもしれない。しかし、これは米連邦準備制度理事会(FRB)が最も重視している物価指標のPCEコアデフレータに一致するもので、前年比2%増未満の上昇を示唆している。
(米国PPI前月比推移チャート)
さらに重要なのは、14日に発表される消費者物価指数(CPI)が、FRBの政策金利決定の方向性を示す重要な指標となることだ。このデータは、インフレ圧力が持続しているのか、弱まっているのかに関する重要な情報を提供し、今後の政策金利調整の道筋に影響を与えるだろう。
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