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17日、FTSE100指数は反発基調を維持し、0.28%高で引けたほか、多くの業種が上昇し、市場全体を押し上げた。エネルギー会社、公益事業、医薬品やタバコ会社などのディフェンシブ銘柄はすべて、指数の上昇に貢献した。
そのなか、バーバリー(Burberry)が目立った上昇を見せ、4%以上の上昇率で指数をリードした。市場では、最近の同社の会社関係者による自社株買い、取締役会メンバーが同日に少額の自社株買いを報告したことに関連していると推測されている。エネルギー業種では、原油価格が今月中に大きく反発し、石油大手のBPが1.4%、シェルが0.8%の上昇を記録した。
(FTSE100指数月足チャート)
6月の英国消費者物価指数(CPI)は2%にとどまり、2ヵ月連続でイングランド銀行(BOE)の目標に一致した。しかし、この全体的な数字には潜在的な懸念があり、特にサービス部門ではインフレ率が5.7%と高止まりしている。
今回の経済指標の結果は、エコノミストの予想から外れた。一般的な見方は、総合インフレ率は1.9%へと若干低下するだろうというものだった。さらに、イングランド銀行が予想したサービス部門のインフレ率は5.1%で、実際の数値よりかなり低かった。
サービス部門における根強いインフレ圧力は、全体的な物価が現在の水準にあるものの、この水準が長くは続かないことを示唆しており、イングランド銀行の利下げペースを鈍らせる可能性がある。
市場では、ファンダメンタルズに基づく予想が調整された。トレーダーは8月1日の定例会合で利下げが実施される確率を30%程度に修正し、前日の40%から大幅に引き下げた。このセンチメントの変化は為替市場にも反映され、英ポンド対米ドル(GBPUSD)相場は1年ぶりの高値に近づく1.3まで上昇した。
(英国インフレ率 前年比 出所:英国統計局)
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