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ニュージーランド(NZ)準備銀行(RBNZ)は14日、政策金利を0.25%引き下げ5.25%に、2020年3月以来の利下げを実施し、市場を驚かせた。明らかにハト派的なスタンスを示すこの予想外の動きの理由のひとつは、インフレ率が目標範囲である1%から3%に近づいていることだ。
(NZ中銀の政策金利推移チャート)
これまで、RBNZは25年後半までは利下げを実施しないと予想されていた。しかし、ニュージーランドは現在、世界の金融緩和の流れに沿っており、すでに利下げを実施した他の中央銀行の仲間入りをした。今回の利下げはRBNZの想定よりも早かったため、間違いなくNZドル安につながった。NZドル対ドル相場は1.34%下落し、0.59960で取引を終えた。
(NZドル/米ドル日足チャート)
RBNZは声明で慎重な姿勢を示し、長期にわたって引き締まった政策を維持する必要性を強調した。しかし、2025年末までに政策金利は3.85%になる見通しが示された。それに加え、市場では中銀の悲観的な経済予測に沿って、さらなる利下げが見込まれている。
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